神在月

2018年10月30日

今年も残り2ヵ月ほどになりました。
11月(旧暦の10月)になると出雲大社では全国の神様をお迎えする時期になります。
2018年の神在月の期間の出雲大社の祭典・行事です。

11月17日 午後7時 神迎祭
11月18日 午前9時 神在祭
     午前11時 出雲大社教龍蛇神講大祭
11月22日 午前10時 神在祭・縁結大祭
11月23日 午前10時 献穀祭・臨時縁結大祭
     午後7時 古伝新嘗祭
11月24日 午前10時 神在祭・縁結大祭
     午後4時 神等去出祭
11月28日 午前10時 甲子祭
12月1日 午前10時 月始祭
12月3日 第二神等去出祭

(注意:全画像は神在祭のものではありません!)

まず17日夜に稲佐の浜で全国からの神様をお迎えし翌日から神在祭が始まります。
縁結大祭となっているときに、神様が縁結びの会議をされているということですね。


11月24日に神等去出祭(からさでさい)、12月3日に第二神等去出祭とありますが、これは神様が出発されるのでお見送りするお祭りです。
11月24日は出雲大社を御発ちになる日で、12月3日は出雲の地から神様が自分の国へ御発ちになる日ということになります。
ちなみに12月3日は出雲市の神立橋の東詰にある万九千神社という小さな社でお集まりになり直会(なおらい)・・・現代風に言うと「打ち上げ」といったところでしょうか。(出雲地方では、今でも普通に「なおらい」と言います。)・・・をして神立橋からそれぞれの地へお帰りになられるそうですよ。

神在祭には、もうひとつ大事な神社が松江市鹿島町に「佐太神社」という神社があります。
こちらの神社のサイトにもひっそりと神在祭について書かれています。

そこには、出雲大社に注目が集まっているけれど「いやいやうちのほうが本家なのだよ」という気持ちが表れているような気がします。
文献上もっとも古くから神在祭を執り行っているのが佐太神社だとか。
しかも他の神社の神在祭は昔と祭の内容が著しく変化したり、わからなくなっているものもあるらしいけれど、佐太神社の神在祭は、その祭の内容もいにしえの内容と変わらず、ほぼ同じ内容で執り行われているとのこと。
ここらへんに佐太神社のプライドが見え隠れするように感じます。

また出雲大社では神様をお見送りする神等去出祭が2度あると言いましたが、最初が出雲大社を御発ちになるため。では次にどこへ行かれるのかというと佐太神社に行かれるとの説があります。
でも実際は、神在祭は上忌と下忌(上期と下期ということになるのでしょうか)に分かれているそうで、上忌が準備期間、下忌が神迎神事を行うので重儀と考えられているらしいのですが、出雲大社には上忌が残り佐太神社に下忌が残ったための誤伝であるとのことです。

神社それぞれに言い分というものがあるのでしょうね。
神在月が来るたびに、そんなことを考えてしまいます。

因みに佐太神社の神在祭は、毎年新暦の11月20日~25日で 【20日午後8時神迎え神事 25日 午後8時 神等去出神事(神送り)】となっていますので、出雲大社のスケジュールとは異なっています。
(佐太神社の神在祭は新暦で毎年同じ日に行われますが、出雲大社は旧暦に合わせて行うので、毎年、神在祭の期間が違います。)
神様の世界もなかなか統一するのは難しいようですね。