覇気のないふうさんの巻
月曜日の朝は、あんなに張り切って散歩に出たふう爺さんが、火曜の朝は一転、覇気がない。
朝食後、大左エ門もつれてカートを引っ張って散歩に出ようとしたのだけど、軒下から地蔵のように動かぬふう爺さん。
「今朝は、行かない」
と言い張り、しかたがないのでリードを外すと庭へ向かった。
ただ、たいしてスンスンするわけでもなく、少しだけウロウロして出すものだしたらボーっと立ち止まって、前進するでもなく引き返すわけでもなく。
しばらく立ち尽くして動かないので、「それじゃ家に戻ろうか?」と声をかけて私が歩き出すと、ようやくふうさんも歩き始めた。
(庭を一周する方向へ歩き始めても付いてこなかったので、散策する気分でもなかったらしい)
家に入ると、すぐにキッチンの椅子の上で寝ていた。
だるかったのかなぁ。
お盆前から少しカキカキすることが増えて、前夜は夜中にも脇をカキカキ、背中をテーブルの天井裏にこすりつけたり、ゴロゴロしたりしていたので、もしかしたら寝不足だったのかもしれない。
お留守番中も時々、クレートから出てはカーペットの上で、少しの間だけゴロリとして、またすぐにクレートに入ったり、もうひとつしっかり寝れていない様子だった。
(最初は、自分のハウスで寝ていた)
(のび~っとな)
(カーペットぎりぎりで寝る)
(しばらくして、また場所を変えて、でもやっぱりカーペットからは外れないのね)
(最後は、いつの間にやら大左エ門とハウスを交代して寝ていた)
これ以上、カキカキがひどくならなければいいのだけど・・・。
3年前のようにね。