二人乗りの巻
若い時は、「カートなんて乗ってられるかっ!」
という態度だったふう爺さんも近頃は素直にカートに乗る。
だんだん暖かくなって、日によっては早々に息が上がるようになってきたふう爺さん。
呼吸がハァハァハァハァの間はいいのだけど、ハアッハアッと深く息をするようになったらスグにカートに乗せるようにしている。
若い時は「ハアッハアッ」と大きな息切れなどすることなかったから呼吸に関しては特に最近、気にかけていることのひとつなのだ。
2ぶひを乗せることになるのでカートも耐荷重25kg以上のものをチョイスしている。
それでも2ぶひが乗るには、いささか狭い。
最初から乗っている大左エ門ではあるけれど、後乗りのふう爺さん、ズカズカとカートの3分の2のスペースをかっぱらう。
しかも大左エ門のように伏せたり座ったりなんぞしない。
身体の大きさが違うので、致し方ないのだけど・・・。
大左エ門、歩いていませんけどー。
ふうさんもあんまり歩いてないけどね。
それはムリっ!
こういう時だけは、しっかり年寄りアピールするふう爺さんなのであった。