お花の匂いに囲まれての巻

大左エ門

2022年9月16日(金)午後2時30分にお空に向けて出発します。

2022年9月15日(木)の大左エ門

大ちゃん、おはよー。
ご飯だよ、起きてね。

と声をかけたら目を覚ましてくれそうな顔をして寝ています。
普段と変わらない寝顔。

15日は朝からペット霊園に電話をして火葬の予約を入れ、次に動物病院に電話をして先生に報告。
実は、15日木曜日に病院へ行って自宅で皮下点滴をする練習をさせてもらうことになっていました。
金曜日に続いて来週の月火と病院が連休になるので。

もしかしたら大左エ門、それがイヤだったのかな。
「おかやんが点滴?おっそろしーわー」って思ったのかも。

夜には、病院まで先生にあいさつに行きました。
腕の中で息が切れたことを伝えると、理想の看取りだと思うと言っていただきました。
なかなかそういうふうに看取れることはないと。
愛嬌のあるいい子だったねとも。
先生にはいつも「かわいいね~。赤ちゃんみたいだよね」と言ってもらって可愛がってもらいました。
呼吸が弱くなってき始めた11日(日)に自宅で寄り添ってあげたほうがいいと思いますと言われて日中、病院預かりでの静脈点滴から皮下点滴に切り替えたのですが、毎回、先生も皮下点滴終わりに「大ちゃん!大ちゃん!」と呼びかけてくださいました。

14日は一日中身体がピクピクしては止まりピクピクしては止まりと繰り返していました。
夕方、病院に連れて行く前から少しづつ呼吸が深く大きくなっていた大左エ門。
点滴をしてもらって家に帰って、ピクピクが止まらないのでコンセーブを直腸注入するも少し止まったかと思ったらまたすぐにピクピクが始まってしまい完全に止まることがありませんでした。

そして呼吸は、ずっと深く大きくゆっくりと。
喉の奥では息を吸ったり吐いたりするたびにゴロゴロと痰が絡むような音がしていました。
一生懸命呼吸をしている感じだったので、隣に座って背中をさすっていました。
なんとなく抱っこしてやったほうが楽かなと思ったので、大左エ門を抱っこして身体を撫でてやっていると1~2分して突然、パタリと呼吸が止まって大左エ門の体の重さが腕にずっしりと感じられました。

動かない大左エ門を床におろすと、「ふぅっ」と息を吐いたので、もしかしたらまた呼吸が戻るんじゃないかと思いましたが、30秒おきぐらいに、あと2回「ふぅっ」とまるで魂を吐き出すように息を吐きました。

そして二度と動くことはなかったのです。

あとでおとやんが(出雲)大社の海の潮の満ち引きを調べると、ちょうど干潮の時間でした。

お花に囲まれて、きっと「いい匂いがするなぁ~」と思って寝ていますね。
とても癒されていると思います。

沢山のコメントをありがとうございます。
みなさまからのコメントに涙が止まりません。
そして支えられてもいます。
本当にありがとうございます。

お返事までお時間をいただくと思いますがお許しください。

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大左エ門

Posted by 摩耶