17才８か月の近況の巻
暖かくなってきた。
桜も場所によって満開のような木もあれば、桜散歩に行くところはまだ１割ほど。
桜の種類が違うのかな？
ふうさんは４月１日で１７才８か月になった。
完全に寝たきりの生活で、ご飯もほとんど食べようとしない。
シリンジで口の中にウェットフードを入れると、かろうじてモグモグと口を動かして少し飲込むといった感じ。
食べている途中で口を動かさなくなることも増えた。
水分もほとんど飲まない。
でも口の中が痰のような黄色い粘っこいもので汚れるので、一日に何度か口の中をガーゼハンカチで拭いてやる。
頭がまっすぐ向かなくなって、右や左に曲げるようになって、床に寝かせるとゴロンと横に倒れてしまうことが増え、そんな時によくよく見るとわずかに眼振があった。
なので、１週間ほど前からイソバイドを出してもらっている。
大左エ門の時にも出してもらった液体のお薬だけど、激マズと言われている。
でも何度か舐めてみるとそこまでまずくもない。
確かにおいしくもないし苦いのだけど、わずかに甘味もある。
ふうさんには、大左エ門の時と同じようにオリゴ糖シロップを混ぜて飲ませる。
あまりゴクゴク飲んだり食べたりしなくなっているけど、少量のことなのでなんとかシリンジで飲んでくれる。
イソバイドを飲み始めてから、たまたまそういうタイミングだったのかもしれないけど咳が出なくなった。
まぁ咳だけじゃなくて、声もめったに出なくなるくらいあちこち弱ってきているのだけど、気管支のヒューヒュー音も出なくなった。
先生も安静時にこれだけ穏やかな呼吸ということは、そんなに肺や心臓が悪いわけではないと思うとのこと。
あの咳や気管支が細くなったようなヒューヒュー音は一体なんだったのか？
体重が落ちて脂肪が減って圧迫するものがなくなったということか？
体重は昨日の時点で9.5kgほどになった。
咳が出なくなったので、気管支拡張剤と去痰剤は飲ませるのをやめた。
薬はタイミングよく口の奥のほうに入れることができれば、ちゃんと飲込んでくれる。
嚥下力がないわけではない。
ただ食べる気力がないといった感じ。
もうお肉だろうがチーズだろうが無反応。
そんなふうさんだけど、今を生きている。
１７才８か月おめでとう。
